医師が転職する理由とは?

秋元の職業解説  |

一般企業に勤める人にとって、転職は今や珍しいものではなくなっています。よりよい待遇を求めて、または、自分がやりたい仕事を求めて転職するという人は増えています。そのため、様々な業界に特化した転職サービスがあります。電車内を見てみれば、転職サイトやサービスの多さはすぐに分かることでしょう。

転職者が多い業界で有名なのは飲食店などをはじめとした接客業です。接客業はストレスがたまりやすいと言われていますから、なんだか納得ですね。 一方、意外なところで転職者が増えているのが医師です。医師は一度なってしまえば将来安泰、というわけでもなく、様々な理由から転職を志す医師が増えているそうです。

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医師の転職理由で最も多いのが、「家庭や生活の都合」です。そして「大学病院・医局を辞める(離れる)」、「勤務の負荷が高い」と続きます。いずれにせよ共通しているのは「勤務負担の大きさ」です。医師は、その責任の大きさから拘束時間が長くなりがちです。そのため、家庭やプライベートの両立が難しくなりがちです。また、多忙な職業であるため離婚率が他の職の約3倍になるという結果も出ています。他にも、当直があり、さらに当直明けに連続で勤務をすることもあり、これは体力的にも精神的にもかなりの負担になります。そのため、うつ病などの精神疾患に罹患する医師も少なくないようです。

また、主治医制の場合は、担当患者に何か変化があったら即時応対する体制にしている病院も多いため、これは患者本人やその家族からしてみれば非常にありがたいことですが、医師本人には高い負担を強いている状況になります。さらに、診療以外の業務や作業も医師の負担になっていることがあります。他にも、患者とのトラブル対応もしなくてはならない場合もあるため、精神的にも追い詰められやすい環境にあるのが医師といえます。そのような状況を打開する手段として「転職」という手段をとる医師が増えています。

さて、医師が転職するにはどのような情報ツールを使うのでしょうか。

2015年に日本医師会が行った調査によると、病院が医師の採用で利用する方法の第1位は「大学(医局等)へ依頼」でしたが、第2位に「民間職業紹介事業者の利用」が入っています。他にも第4位には「インターネットの求人サイトへの掲載」がありますから、医局に頼らなくとも転職のチャンスがあることが示されています。

医師が転職する場合、医療関係に特化した転職サイトを使うのが一番です。たとえば、募集の多い東京での常勤医の求人や転職、募集情報を扱う「ドクタービジョン」は、診療科目や施設携帯、年収などの詳細な条件から絞り込むことも可能です。もちろん東京以外の情報も検索することができます。こだわり条件として「託児所あり」「年間休日120日以上」といった条件で検索することもできるため、ワークライフバランスを重視する医師にもおすすめのサイトとなっています。最新の動向は以下をご確認ください。

【ドクタービジョン 東京都の医師求人情報】
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